タツノコプロ

社員インタビュー

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制作本部 BAKKEN ルーム 制作デスク2017年入社
大石さん

タツノコプロに新卒で入社された大石さん。様々な作品や業務に携わり、着実に経験を積んできた7年間。入社されてから現在までのキャリアについて、お聞きしました。

Question | 01

タツノコプロ入社から現在までのお仕事を教えてください。

Answer | 01

私がタツノコプロを受けようと思ったきっかけは、私が高校生・大学生の時に観ていた「プリパラ」や「C」、「ガッチャマン クラウズ」でした。タツノコプロは歴史があり地盤もしっかりしていて、さらに尖った作品も多いなと感じていました。受け継がれてきたDNAを大切にしながら、挑戦的な姿勢も忘れない、そんな制作現場の一員になりたいと思い、入社を決めました。

2017年に入社後、初めて関わった作品は「アイドルタイムプリパラ」。続くプリティーシリーズ「キラッとプリ☆チャン」でも制作進行を務め、その後はプリティーシリーズを続けながら3~4年程CMやゲームのOP、ゲームの劇中アニメーション、「BAKKEN RECORD」作品の制作進行を務めました。2021年からは「僕が愛したすべての君へ」で制作チーフ、「もういっぽん!」でデスク補佐となり、現在はオリジナル作品のデスクと、社内アニメーターのマネジメントを全般的に担当しています。
また、もともと脚本家志望だったので、「キラッとプリ☆チャン」の脚本のお手伝い、予告の執筆であったり、『こんな作品をやりたいんです!』とオリジナルアニメの企画書を作って添削をしてもらったり、制作進行の仕事以外でも、様々なことに携わっています。

Question | 02

印象に残っている作品を教えてください。

Answer | 02

印象に残っている作品は沢山ありますが、直近だと2023年の冬番「もういっぽん!」です。

女子柔道漫画という難しい題材でしたが、放送中、YouTubeやラジオ等の媒体で作品を取り上げていただき、ニコニコ動画のランキングでも上位に入ることも多く、視聴者の熱量が制作の熱量に比例していたというか、反応を一番肌で感じられた作品でした。反省点はありつつも、(視聴者の方々から)前向きな感想や評価をたくさんいただけたことが、記憶に残っています。
また、デスク補佐として、話数単体のみならずシリーズ全体を意識してクリエーターの配置を細かにできた作品でした。結果的にうまくいったシーンもあり、私自身としては新しい手応えを感じることができた作品でした。

Question | 03

大石さんからみたタツノコプロの“制作本部”とは?

Answer | 03

現在の制作チームは中堅や若手のスタッフが多く、長所としては、同じメンバーで作品を制作することが多いため、結束力が強く、継続性があること。加えて、様々なことに挑戦しやすい土壌がある点です。特に自分は、制作進行をやりながら、脚本やイベントの台本・資料作り、宣伝などにも関わらせてもらいました。
短所としては、チームで作っていて安定しているので、積極的にチャレンジしてチャンスを掴んでいかないと、個人のスキルを高めることが難しい点だと思います。

Question | 04

大石さんの“今後の展望”を教えてください。

Answer | 04

私は、脚本家になりたいと思いアニメ業界に入りましたが、タツノコプロで様々なチャレンジをさせていただいた結果、今はプロデューサー志望です。当社創業者の理念「世界のこどもたちに夢を」につながるような、オリジナル作品を作り続けるプロデューサーになることが私の目標です。

そして夢は、個人指名で仕事が来るクリエーターの方のように「タツノコプロ、BAKKEN RECORD、この制作チームだから作ってほしい」と依頼がくるような、継続的な制作現場を作り上げることです。
私が所属する「BAKKEN RECORD」というレーベルが立ち上がって5年ほど経ちました。「BAKKEN RECORD」は、「記録を更新し続けよう」という意味を含んでいます。作品を世に出す度、業界や会社の新しい記録を打ち出せるような作品を作り続けたいと思っています。

Message

ここ数年で、「アニメ」の内容や評価、視聴者層は変わってきています。制作現場もまた、それに伴って、再構築していく必要があると感じています。そのためには、クリエーターだけではなく、現場を束ねる制作の存在が、とても重要です。“新しい”アニメーションの制作現場を作るためには、クリエイティブな姿勢、社会への高いアンテナ、エンタメへの熱量など…様々な資質と能力を持った人材が必要になると感じています。業界が変化している今だからこそ、新しいことに挑戦しやすいタイミングです。

アニメ業界を志望する方々、ぜひ一緒に、新しい現場を作っていきましょう!